2020年01月25日

No 41  図書館用地の高額買収問題の住民訴訟は、さらに審理を進めることになりました。

1月22日、上尾の図書館住民訴訟の
「第2回証拠調べ期日」には、30人が参加!
 


 被告(畠山市長)の代理人(弁護士)は、前回の証拠調べの証人尋問では、2人の証人が揃って、「聴いていない、覚えていない」の連続で、原告側弁護団の鋭い尋問に対してまともに答えることを拒否して逃げ回る作戦をとり続けたことでお仕舞いにすることを意図して「最終準備書面」1月16日に提出していました。
 原告が、まだ審理は不十分として有効な対処をしなければ、結審(審理の終了)とされる状況でした。

 しかし、前回以後、私たち原告団は、弁護団と一緒に、クライズ社の過去5年間の決算書類の提出を求め、その分析に当たると共に、経験豊富な税理士事務所の力を借りて、クライズ社があまりにも見事に、税金逃れに成功している事実(上尾市から、建物移転補償費として5,600万円を受け取っていながら、所得税はゼロ)を突き止めました。
 税理士からは、こんなに見事な税金逃れに成功した事例はこれまで見たことがない、このような成功が可能となったのは、前年度に5,600万円の欠損(赤字)の決算を出していたからですが、そのようなことができるのは、翌年補償される金額(5,600万円)が正確に分かっていなければ出来ることではない。つまり、市もクライズも、この段階(平成27年)では補償の金額のことについては一切説明したことも相談したこともないと証言してきたことが嘘だったことになる、と言う趣旨のコメントをいただいていました。

 証人クライズ社の井上拓也社長は、前回の証言で、経理や資金のことは会長である井上潔氏が担当しており、自分は把握できていないので分からない、聴いていないなどと答えており、証人としての適正に欠けていたことが明らかになりました。それらのことについては、井上潔会長を証人として尋問する必要があることは明確です。

 これらのことを書面にして、原告側弁護団は「準備書面(10)」を1月20日に提出しました。
 そして1月22日の第2回証拠調べ期日において、伊須弁護士から、裁判長に「審理の継続」を主張しました。
 それを受けて裁判長から、前回の証言に不十分さがあったと言う主張には理解できるが、新たに井上潔会長を証人として訊問するにはそれに相応しい理由がもっと必要であり、その準備をして申し出ることとの意見を付して、審理を継続する判断を示してくれました。
 次回第3回証拠調べ期日は、4月15日(水)10時30分からと決まりました。
 準備時間が十分取れることになりましたので、弁護団と協力して、しっかり調査を進めたいと思っています。
 被告代理人の弁護士の無念の表情が印象的でした。

 原告側の参加者30人の内原告が20人、残りの10人の中に、サポーターだけではなく、新市議会議員の鈴木茂議員、平田通子議員が見守って下さいました。
 当選には至らなかったものの善戦して注目されている近藤泰介さんも傍聴に駆けつけて下さいました。
 近藤さんは司法試験の受験生として法律を深く学んでおられ、裁判にも関心を高めておられ、傍聴の感想を早速フェイスブックに掲載しておられます。
 近藤さんにその記事を紹介させて下さいとお願いしたところ、快諾していただけましたので、「ウォッチング・レポート」No 41 に掲載すると共に、ブログ「まちウオッチング」にも、以下の通り掲載させていただきます。


近藤泰介氏が、ご自分のフェイスブックに掲載された記事をご紹介します。 

 本日は上尾市で行われている住民訴訟を拝見しました。裁判所に来た人が30名ほどおり、熱意を感じます。

 多くの人は島村市長から畠山市長に変わることで、上尾市の図書館問題は終わったと思ってるかもしれませんが全く終わってません。畠山市長は図書館移転中止を決めただけであり、古い図書館をどうするかは実は広報上尾にはまだ載ってないと思われます。

 住民訴訟とは、「原告(市民)が、被告(市長)に、●●せよという命令を裁判所からもらう」ための訴訟です。上尾で言うと、「原告が、市長に、バツ1バツ1︎さんに払い過ぎたお金を、取りかえせよという命令を裁判所からもらう(そのことを通して、ダメなものはダメと伝えようとする)」ものです。

 いやいやちょっと待てよ。
 「上平に新しい図書館作るために、土地建物の不動産買ったのは前の島村さんでしょ!?畠山さん関係なくない!?」と思ったアナタ。正解です。

 そうです。
 被告は市長なので、市長が代わると、新しい市長に引き継がれます。

 そこで次の疑問。
 「あれ?畠山さんて、図書館中止を進めた人だよね。なんで訴訟してるの??」と思ったアナタ。やっぱり正解です。

 畠山市長は図書館の移転中止を決めたけども、「図書館を立てる予定はずだった土地建物が不当に高いからだめなんじゃない!?」ということには一言も触れてません。そうです、触れてないのです。

 「じゃあ、選挙の時に土地建物の価格がどうのこうのとは畠山さん言ってないかもしれないけど、市長になったんだし不正がなかったか調査すればいいんじゃないの!?」と思ったアナタ。
 なかなか鋭い。僕もそう思います。

 せっかくなら調査して自分で結論出せば、行政の透明性に一歩近づきます。

 今日の裁判官を見る限り、あと数回でさいたま地裁で結審(判決がでること)するものと思われます。最終回くらい、市長は来るのかなぁ。





posted by ひろみ at 00:05| Comment(0) | 上尾の図書館住民訴訟

2020年01月23日

「号外」 直前ではありますが、「地方自治フォーラム・県民公開講座」のご案内


お二人の女性講師が競演される素敵なフォーラム 

テーマは「腰を据えて考える、主権在民と民主主義!」

 午前の部の講師は「三井マリ子さん」
 演題:「ノルウェーの選挙から学ぶ主権在民と民主主義」


 午後の部の講師は「佐藤一子さん」
 演題:「社会教育・公民館の再生と主権者意識の形成」


 日時:1月25日10時から
 会場:さいたま共済会館(埼玉県庁前)
 参加費:1,000円 
 

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posted by ひろみ at 21:00| Comment(0) | 号外

上尾駅前自転車駐輪問題を考える

「自転車のまち上尾」の駅前は、
相変わらず「いかめしい取り締まりのまち」です。 


 1月22日(水)午後1時半、浦和へ住民訴訟の裁判で出かけた帰り、この頃は駅へ向かうときは徒歩が習慣になっていますので、私には自転車の駐輪の状況をウオッチすることも習慣になっています。
 赤いカラーコーンと、黄色と黒の縞模様の横棒で連結した囲いが舗道の中央部を厳めしく占拠している姿は、寒々としたまちの象徴のように感じられます。
さすがに我慢しきれなくなった市民が出てきたのか、ベンチがあるため囲われていない一角にチラホラと自転車が止められている姿が見受けられました。

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 駐輪場はどうなっているかと、ショーサン「谷津温泉」横の有料駐輪場の様子を見に行って見ました。相変わらずの満車でした。これでは、ちょっと買い物にこられた市民はホントに困っておられるものと思われます。

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調布市、京王線調布駅前の光景にショックを受けました。 

 先日、図書館の見学のために訪れた調布駅では、上尾駅前と余りに違う光景に驚きました。
まず、京王線調布駅は地下にあるのです。
 線路もガードも、踏切もなく、地上は広大な広場であり、人々の自由通路でもあります。
 自転車の姿はまったく見えません。
 出迎えてくれた地元の友人に質問してみたら、広大な駐輪場が地下に設けられており、
自転車はすべてそこに駐車しているとのこと。絶句!

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笹沼良子さんからの寄稿をご紹介させていただきます。
山本市民生活部長へ、駐輪場問題で訴えた手紙文です。
 


前略、山本由紀子市民生活部長さま
 


 先日はご多忙な中お時間を割いて下さりありがとうございました。
 多方面から調査をし、駅前商店街などにも事前連絡等をした上、また自転車が置かれている場所にも再三の知らせをしていた上での強制撤去とのお話しでした。
 目に見えるところから自転車は無くなりましたが、市が考えているようにはいかなかったようです。12月は本当に大変でした。まるひろ、ヨーカ堂への買い物客が煽りを受けました。自転車が置けない状況が生まれてました。買い物が出来なかったわけです。当然店舗の売上にも影響が出たことと思います。
 
 市民は立看板は見えても意図は見ずのところがあります。立看板は風景のひとつになっていたように思います。看板あれど置いてある自転車があればその横に置いてしまう。
ちょっとの買物だからと置いてしまう。スペースがあるからと・・・。
 条例施行が1983年でしたね。長い年月経た駅前風景に見切り踏ん切りつけられ思い切った決行結果を如何お感じになられたでしょうか?  荒療治をしてからはどうされる予定でしたのでしょうか? お話しぶりでは決行した後に次を考えると受け止めました。
 
 他市の状況はとネット検索を試みました。各地で大きな課題なのですね。職員の方たちのご苦労を垣間見ました。
 悪質な放置駐輪と主婦のちょっと買い物駐輪をどのような形で見分けるのか? 掴みきれない中での今回の強制撤去とのことでした。事の是非はありますが決行されたわけです。これからの対策に走らなければならないと思います。実際悩みながら走っておられるご様子と受け止めました。
 
 試行錯誤しながらと言えど日々の市民生活があります。現状が続いているようでは行政の怠慢と市民は受け取ります。強制撤去してだんまり決め込むでなく、市民に駐輪対策を考えさせる必要があります。市が考えている対策案を市民に見える化して市民の不満を解消させて下さい。すぐに具体化できなくとも市の計画を聞かせて市民に納得と安心を与えて下さい。
 
 撤去後に月決めで契約された自転車はどのくらい増えたのでしょうか? 放置自転車がどのくらい解消できた契約件数だったのでしょうか? 一時預かり自転車はどのくらい増えたのでしょうか?
 駐輪場の空カウントに放置自転車と見なされたカウントは多くは重ならなかったと思います。置いてあった自転車のそのほとんどはちょっと買い物、ちょっと用足しの入れ替えで置かれた自転車だったのだと思います。
 
 こうならばありがたい、こうしてほしいの多くの意見を考慮し今後の対策を立ててほしいと思います。市民がどんなことを望んでいるのか? 望まないものを提供しても宝の持ち腐れになると思います。現にレンタサイクルシステムはいつの間にか撤去されています。建設に多額の資金を投入されたことでしょう。撤去費用も然りです。
 
 また、ひとつひとつの商店や企業の自己責任による駐輪対策は非現実的なことと思います。スペースがありません。また、店独自のものであっても客以外に使用されることが目に見えてます。本来の役割は果たせない、が実情だと思います。
 埼玉りそな銀行のサイクルラックは銀行開店前に塞がっています。銀行側でも何台分かの前に銀行利用者専用と表記しています。それでも足りないようです。東側道路沿いに置いてある自転車をよく見かけます。全くそんなスペースが無いみずほ銀行は銀行前にひしめき合った自転車が並んでいます。
 駅前駐輪対策は市が計画して行なう対策と思います。

 今回の件を市民は「放置自転車けしからん」でなく「市民と自転車と駅前の共存」との市民生活からの目線で行なってほしかったと思っています。
 このままでは市民は生活の足を奪われている状態である事は間違いありません。どうせ行っても駐輪出来ないならと駅周辺に足を運ばなくなります。駅周辺は電車を利用するだけの通過の場所になりそうです。そんな街にはさせたくない。駅前は人が行き交う街であってほしい。今の状況がいつまで続くのでしょうか。見苦しくもあり市民生活が排除されているような悲しい風景になってます。
 
 阪神大震災から25年。多くの建物が焼失した長田区駅前復興では多額の資金と長い年月が費やされました。評価がいろいろあります。
 私が最も気になりましたのは空き店舗の多さです。再開発後に戻ったのは4割程度です。「年月に時間がかかり、人が戻らなかった」とは戻った店主の指摘です。
 上尾市の駅前駐輪対策が後手後手になればなるほど人の流れの戻ることが遠のくことを懸念しています。

 今のところ私の智慧ではこれならの妙案が浮かびません。幸い昨年12月議会では3人の議員の方から多くの市民の声が寄せられているの発言があり、議員の間でもこの件には大きな関心があることを知りました。より多くの方や他市の事例等なりを参考にされ多角的な角度から上尾市の市民の需要に叶った対策を進めてほしいと思います。
 

  山本部長さんのお話しを聞きながら、これをクリアしてもこれが問題となりと、なかなか着地が見つからない難しい課題だと痛感しました。市民のモラルも大きな課題ですね。  
強制撤去後のサイクルラックの破損増には溜息が出ます。 ご苦労をお掛けします。が、よりよい解決に向けて奔走されたくよろしくお願い申し上げます。
草々
        2020年1月18日            笹沼良子





posted by ひろみ at 00:10| Comment(0) | 自転車のまち上尾